私たち言語聴覚士は、日々臨床で患者さんと真剣に向き合っています。
その中で、「もっと良い方法はないかな?」「この分野を深く学びたい」と感じることは誰にでもあるはずです。
そういった時、勉強会参加や専門書を読むことは良い学びの機会ですが、「認定言語聴覚士」の資格も選択肢の1つに考えてみてはどうでしょうか?
約4万人の言語聴覚士のうち、認定資格を持つのはわずか1,178人(2024年)です。
これは、理学療法士の10人に1人が認定資格を保有しているのと比べると、少ない数です。
認定言語聴覚士の資格を取るためには、まず生涯学習プログラムを終了し、認定試験に合格する必要があります。
さらに認定後は5年毎の更新制となっています。
獲得には、金銭的にも時間的にも努力が必要だと思われます。
しかし、それ故希少性のある認定言語聴覚士は、その分野における専門性と高い向上意識を客観的に示す1つの有効な手段なのかもしれません。
錦海リハビリテーション病院
山内