職場紹介

さかい幸朋苑(鳥取県境港市)

さかい幸朋苑は現在4名のSTが在籍し、介護老人保健施設、通所リハビリ、訪問リハビリを兼務しています。

当施設ではSTが主体となり失語症特化型短時間デイケア「げんごろう」を10年前に開設しました。
現在週1回8名のご利用があります。
「げんごろう」では失語症で言葉に悩むご利用者同士の仲間づくり、コミュニケーションの成功体験を積む事等を目的に、グループ、個別訓練、在宅生活に生かせるよう外出訓練も実施しています。

また、敷地内では特別養護老人ホーム、通所介護、近隣にグループホーム等があり法人全体の摂食嚥下に関する意識の底上げを図る為、食事評価や勉強会を開催しています。
在宅、施設での生活を見据えて地域、ご家族、他職種から必要とされるSTになるため日々研鑽しています。

さかい幸朋苑 佐々智彦

さかい幸朋苑

職場紹介

鳥取県立厚生病院(鳥取県倉吉市)

当院は鳥取県中部の倉吉市にある病床数304床を有する急性期病院です。
鳥取県中部の中核的医療機関として、毎日様々な診療科からリハビリ依頼があります。
対象となる疾患も多岐に渡り、新生児から成人まで様々な年齢層の方と関わる事が多いです。

当院の特色として、がん診療拠点病院という事もあり、がんのリハビリテーションの資格を有したセラピストが多数在籍して、がん患者様に寄り添いながら業務にあたっております。
その他には、かかりつけの方をはじめとして中部・東部の小児科医院などと連携を図りながら小児の知能検査(WPPSI・WISC)を年間150件以上実施しております。
また、入院・外来を問わず、必要に応じ患者様の嚥下造影検査に立ち会って飲み込み(嚥下機能)の評価を行っています。

現在、当院には6名の言語聴覚士が在籍し少しでも多くの患者様に心身共に良くなっていただけるよう、日々、思いやりと優しさを持ち切磋琢磨しながら臨床に臨んでいます。

鳥取県立厚生病院 リハビリテーション室 言語聴覚士 渡部
鳥取県立厚生病院

会員の皆様へ(2022年)

新年度を迎えて

平素より当協会の活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

2021年度はコロナ禍により、例会・研修会はすべてオンラインの開催でありました。
会員の皆様はずいぶん慣れてこられ、スムーズに進行できるようになりました。
オンラインも便利で良いところはありますが、私たち言語聴覚士が「顔の見える関係性」を保つために、本年度はいくらか現地開催ができればと思います。

例会についてはオンラインという特性を活かして鳥取島根合同で行っています。
例会部が中心となり、知恵を絞って会員の参加向上を目指しています。
2か月に1回きりの会ですのでぜひ参加して、自分や職場をアピールしてください。

失語症者向け意思疎通支援事業では養成研修を鳥取県と松江市で行っております。
鳥取県では失語症者支援センターを開設し、運営しております。
皆様の専門性を地域に活かせる場でありますので、当事業にご協力いただきますようお願いいたします。

講演会では全国各地から講師をお招きいたしますので、楽しみにしておいてください。
また診療報酬改定の年でもあります。
例会などで都度新たな情報を発信してまいります。

本年度も、皆様のご活躍をお祈りいたします。

一般社団法人 山陰言語聴覚士協会
会長 竹内茂伸

【トピック】鳥取県失語症者支援センターの開設

「失語症は毎年6万人発症し、そのうち後遺症として失語症が残存するのは年間3万人」と言われています。
多くの方は、話す、聞く、読む、書く、計算するなどコミュニケーションに問題を抱えたまま、家族ともに社会で生活しています。

しかし、今までは退院後の家族や失語症のある方への情報提供や支援が不十分で社会的な孤立化を招いていました。

鳥取県では、一般社団法人山陰言語聴覚士協会と協力し、令和3年度より「鳥取県失語症者向け意思疎通支援者派遣事業」の一環として、「鳥取県失語症者支援センター」を設置し、県内の失語症者への支援、情報提供に乗り出しました。

また今後は、鳥取県失語症者支援センターを拠点とし、「失語症者向け意思疎通者の派遣」を進めていきます。

〇鳥取県失語症者支援センター
 住所:〒683-0067米子市東町177東町ビル2階 (Google Map)
 TEL:0859-21-5478(担当:田村)
 eメール:tottorist.situgosien@gmail.com

鳥取県失語症者支援センター(パンフレット)

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