【主催】公益事業部 聴覚障害講演会(終了しました)

加齢性難聴は、人との関りの減少や脳機能の低下の要因となり、認知症に繋がる可能性が近年指摘されています。言語聴覚士には、加齢性難聴の原因疾患、補聴機器の適用、効果に加え、価格や購入方法などの知識を持つことで、聴覚補償の方法を提示する力が求められます。今回の研修では、普段の臨床では機会の少ない補聴器の試聴等の実習も行います。

実際の臨床に活かせる内容となっております。
多くの皆様の参加をお待ちしています。 

【日時】 2023 年 10 月 15 日() 14:00~16:30 (受付 13:30~)
講師】矢間 敬章先生(鳥取大学医学部感覚運動医学講座 耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野耳鼻咽喉科頭頸部外科統括医長
   真野 正明氏(東神実業株式会社 トーシン・松江補聴器センター 所長)                                                                      【会場】松江テルサ 中会議室 ( 島根県松江市朝日町478-18 )JR松江駅横
【対象】言語聴覚士
【参加費】1,000円 
【申込方法】添付の案内のURLまたQRコードより、お申し込みください。→こちらをクリック

【申込締切】令和5年9月29日(金)
※実習物品準備のため締切が早め! 早めのお申し込みがお勧め!

聴覚障がいの支援における言語聴覚士の役割

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職場紹介 海士診療所(隠岐郡海士町)

海士診療所(隠岐郡海士町)

海士診療所は、隠岐郡海士町にある町営の診療所です。島で唯一の医療機関であり、一般診療はもちろん、往診、訪問看護、訪問リハビリテーションなど、24時間体制での在宅医療に力を入れています。また、島内の福祉法人などの施設回診、学校健診なども担い、長年島の医療を支えています。

リハビリテーションのスタッフは、理学療法士1名、作業療法士2名、言語聴覚士1名の4名です。医療保険で行う外来リハに加え、介護保険の通所、訪問リハを行っています。

言語聴覚士の仕事としては、失語症、嚥下障害、構音障害など成人領域の方のリハビリと、役場の健康福祉課と連携して小児分野での発達支援も行っています。また、乳幼児健診や認知症健診などの健診事業に携わったり、発達支援の場づくりとして日中一時支援の立ち上げにも関わってきました。この春からは地域包括支援センターの介護支援専門員や認知症地域推進員としての役割も担っています。

ここでの仕事の魅力は、小児から高齢者まで幅広い分野で言語聴覚士を必要とされるすべての方に関わることが出来ること、また小さな島なので元気なころから患者様との関わりがあったり、ご家族や友人と繋がりやすいため、その人らしさを大切にした関わりが出来ることです。

 現在言語聴覚士は一人のため不安もありますが、医師、看護師、ケアマネージャー、保健師などの職種の方との距離が近く、専門分野を越えて相談しやすいので心強いです。言語聴覚士の専門的なことに関しては、近隣の島前病院の言語聴覚士との連携や山陰言語聴覚士会の方々のサポートがあることをとてもありがたく感じています。

これからも言語聴覚士を必要とされる方のニーズに応えていけるように努めていきます。

海士診療所  言語聴覚士 福田裕子

診療所HP https://ama-shinryosho.jp/