【主催】当事者の権利擁護における言語聴覚士の役割 ~主に成年後見制度について~

認知症や失語症、知的障害があることで、ひとりで決めることに不安のある方々を法的に保護し、支援するのが成年後見制度です。
国は、ご本人に身近な「親族」、「福祉・医療、地域等の関係者」と「後見人」がチームとなって、ご本人の意思や状況を把握し、対応することを目指しています。
本講演会では、私たち言語聴覚士がチームの一員として、当事者の意思決定に関わる際に必要な知識を学びます。多くの会員の皆様の参加をお待ちしています。
【日時】 :2024年 11月 30 日(土) 13:45~16:15 (受付 13:30~)
【会場】 :松江テルサ 中会議室 (島根県松江市朝日町478-18) JR松江駅横
      ※ハイブリッド開催(申込みフォームに「会場」「オンライン」の希望を入力ください)
【講師】 講演1 13:45~ 『言語聴覚士が理解するべき、権利擁護支援および成年後見制度』
       中村 健文氏 (松江市社会福祉協議会 松江市権利擁護推進センター相談支援員)
       清水 拓弥氏 (松江市社会福祉協議会 松江市権利擁護推進センター主任主事・社会福祉士)
    講演2 15:25~ 『臨床から事例紹介、および言語聴覚士に求めること』
       樋野 耕平氏 (松江赤十字病院 医療社会事業課係長 社会福祉士)
【対象】 :言語聴覚士

【参加費】 :1000円

申し込み締切日】 :令和6年11月25日(月)

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職場紹介 海士診療所(隠岐郡海士町)

海士診療所(隠岐郡海士町)

海士診療所は、隠岐郡海士町にある町営の診療所です。島で唯一の医療機関であり、一般診療はもちろん、往診、訪問看護、訪問リハビリテーションなど、24時間体制での在宅医療に力を入れています。また、島内の福祉法人などの施設回診、学校健診なども担い、長年島の医療を支えています。

リハビリテーションのスタッフは、理学療法士1名、作業療法士2名、言語聴覚士1名の4名です。医療保険で行う外来リハに加え、介護保険の通所、訪問リハを行っています。

言語聴覚士の仕事としては、失語症、嚥下障害、構音障害など成人領域の方のリハビリと、役場の健康福祉課と連携して小児分野での発達支援も行っています。また、乳幼児健診や認知症健診などの健診事業に携わったり、発達支援の場づくりとして日中一時支援の立ち上げにも関わってきました。この春からは地域包括支援センターの介護支援専門員や認知症地域推進員としての役割も担っています。

ここでの仕事の魅力は、小児から高齢者まで幅広い分野で言語聴覚士を必要とされるすべての方に関わることが出来ること、また小さな島なので元気なころから患者様との関わりがあったり、ご家族や友人と繋がりやすいため、その人らしさを大切にした関わりが出来ることです。

 現在言語聴覚士は一人のため不安もありますが、医師、看護師、ケアマネージャー、保健師などの職種の方との距離が近く、専門分野を越えて相談しやすいので心強いです。言語聴覚士の専門的なことに関しては、近隣の島前病院の言語聴覚士との連携や山陰言語聴覚士会の方々のサポートがあることをとてもありがたく感じています。

これからも言語聴覚士を必要とされる方のニーズに応えていけるように努めていきます。

海士診療所  言語聴覚士 福田裕子

診療所HP https://ama-shinryosho.jp/