職場紹介 クレド訪問看護リハビリテーション

有限会社セントラルビル

クレド訪問看護リハビリテーション

 セントラルビル社には、訪問看護部門、鍼灸マッサージ部門、不動産部門があります。

 中でも、クレド訪問看護リハビリステーションは、出雲市役所から徒歩2分という立地から出雲市を中心に活動し、日々皆様の在宅医療をサポートしています。スタッフは、看護師6名、作業療法士1名、言語聴覚士1名、ケアアシスタント2名の合計10名が在籍しています。

 現在私が訪問している利用者様は、嚥下訓練、構音訓練、言語訓練、呼吸器リハビリで介入しています。病院勤務の期間が長かった私ですが、その頃は入退院を繰り返される担当患者様もおられ、特に嚥下障害の分野においては、退院時指導の難しさを感じていました。退院後のケアは、病院で“理想”として受けてきた指導が適応せず、ご家族様への負担が大きいことも多くあります。しかしコロナ禍の今は特に、住み慣れた自宅でご本人とご家族がお互いの顔を見て過ごせることは、在宅介護の大きなメリットの一つです。そこで、いかに生活に寄り添ってサポートできるかが、在宅分野におけるリハビリ職の要であり、醍醐味だと感じています。医療的ケアが必要な方にも、看護師と密に連携しながらリハビリを行えるのは、訪問看護リハビリステーションの強みかと思います。

 在宅分野で働き始めてまだ3ヶ月余りですが、とてもやりがいのある、そしてこれからの需要も高い領域だと感じています。利用者様とご家族様がいつまでも活き活きと、その人らしい生活を送れるように、サポートさせていただきます。

 

クレド訪問看護リハビリステーション

言語聴覚士 山根萌子 

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職場紹介 済生会江津総合病院

当院は病床数280床(稼働病床数228床)を有する島根県江津市にある総合病院です。救急医療から回復期・慢性期医療、地方福祉と幅広い地域のニーズに寄り添いながら済生会の理念に添って、その役割を果たしています。済生会の起源は明治44年、明治天皇が医療によって生活困難者を救済しようと設立された事が始まりです。その後100年以上にわたる活動を踏まえ、日本最大の社会福祉法人として全国40都道府県で医療・保険・福祉活動を展開しています。

当院は患者様の多くが後期高齢者を占めているため、言語聴覚士は脳血管疾患などによる言語聴覚障害の患者様に加え飲み込み(嚥下機能)に不安のある患者様のリハビリテーション(以下リハビリ)も行っております。

現在当院には3名の言語聴覚士が在籍し入院患者様、外来患者様のリハビリに加え、在宅への訪問リハビリや関連施設や地域の福祉施設への訪問も行っております。患者様に関わる医師や看護師、管理栄養士、社会福祉士など多くの専門職と情報共有を行い、相談しながら出来る限り患者様やご家族様のお気持ちにお答えできるような言語聴覚療法を行うよう努めています。

島根県済生会江津総合病院

言語聴覚士  柳 玲

済生会江津総合病院 (saiseikai-gotsu.jp)

職場紹介

さかい幸朋苑(鳥取県境港市)

さかい幸朋苑は現在4名のSTが在籍し、介護老人保健施設、通所リハビリ、訪問リハビリを兼務しています。

当施設ではSTが主体となり失語症特化型短時間デイケア「げんごろう」を10年前に開設しました。
現在週1回8名のご利用があります。
「げんごろう」では失語症で言葉に悩むご利用者同士の仲間づくり、コミュニケーションの成功体験を積む事等を目的に、グループ、個別訓練、在宅生活に生かせるよう外出訓練も実施しています。

また、敷地内では特別養護老人ホーム、通所介護、近隣にグループホーム等があり法人全体の摂食嚥下に関する意識の底上げを図る為、食事評価や勉強会を開催しています。
在宅、施設での生活を見据えて地域、ご家族、他職種から必要とされるSTになるため日々研鑽しています。

さかい幸朋苑 佐々智彦

さかい幸朋苑

6月コラム 「社会福祉法人ほのぼの会 介護老人保健施設まんだ(出雲市)」

社会福祉法人ほのぼの会

介護老人保健施設まんだ(島根県出雲市)

当法人は、島根県東部の出雲市(旧平田市)で、特別養護老人ホーム万田の郷(従来型)、(ユニット型)、まんだ居宅介護支援事業、あかねの里認知症対応型共同生活介護事業所、平田ほのぼの通所介護事業、しあわせの里認知症対応型共同生活介護事業所、介護老人保健施設まんだ(従来型)、(ユニット型)、通所リハビリテーション事業所まんだ、訪問リハビリテーション事業所まんだ、そして5月にオープンした、まんだクリニックを運営しています。

介護老人保健施設まんだは、入所100床(従来型60床、ユニット型40床)、通所リハビリ(定員25名)、訪問リハビリを有する施設です。

入所では急性期病院や回復期病院から在宅復帰を目指し、リハビリの継続、在宅への調整目的、また、在宅生活でADLが低下してこられ、ADLの改善目的、ご家族の介護負担軽減目的等ニーズは様々ですが、リハビリが必要な高齢者の方が入所されています。言語聴覚士は脳卒中、廃用症候群、高齢よる摂食嚥下機能障害、高次脳機能障害、失語症のリハビリが中心となっています。

通所リハビリでは、在宅生活における目標に応じたリハビリを提供しています。言語聴覚士は主に失語症、高次脳機能障害、摂食嚥下機能障害のリハビリを行っています。

訪問リハビリは、現在理学療法のみ実施しています。

言語聴覚士の業務としては、入所、通所のリハビリ、同法人特養での摂食嚥下評価、食事形態の調整、法人内施設の食事、トロミの統一、嚥下調整食への移行等を行っています。

リハビリ職員は理学療法士6名、作業療法士3名、言語聴覚士2名が在籍しています。急性期病院やデイサービス、老健、個人クリニック等、様々な経歴を持った職員が集まっているので、職域を超えて相談したり意見を出し合ったりしながら、利用者様により良いリハビリが提供出来るよう取り組んでいます。

https://mandanosato.jp/pages/94/

 

社会福祉法人ほのぼの会 介護老人保健施設 まんだ 

リハビリテーション科 言語聴覚士 森山

職場紹介

鳥取県立厚生病院(鳥取県倉吉市)

当院は鳥取県中部の倉吉市にある病床数304床を有する急性期病院です。
鳥取県中部の中核的医療機関として、毎日様々な診療科からリハビリ依頼があります。
対象となる疾患も多岐に渡り、新生児から成人まで様々な年齢層の方と関わる事が多いです。

当院の特色として、がん診療拠点病院という事もあり、がんのリハビリテーションの資格を有したセラピストが多数在籍して、がん患者様に寄り添いながら業務にあたっております。
その他には、かかりつけの方をはじめとして中部・東部の小児科医院などと連携を図りながら小児の知能検査(WPPSI・WISC)を年間150件以上実施しております。
また、入院・外来を問わず、必要に応じ患者様の嚥下造影検査に立ち会って飲み込み(嚥下機能)の評価を行っています。

現在、当院には6名の言語聴覚士が在籍し少しでも多くの患者様に心身共に良くなっていただけるよう、日々、思いやりと優しさを持ち切磋琢磨しながら臨床に臨んでいます。

鳥取県立厚生病院 リハビリテーション室 言語聴覚士 渡部
鳥取県立厚生病院

会員の皆様へ(2022年)

新年度を迎えて

平素より当協会の活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

2021年度はコロナ禍により、例会・研修会はすべてオンラインの開催でありました。
会員の皆様はずいぶん慣れてこられ、スムーズに進行できるようになりました。
オンラインも便利で良いところはありますが、私たち言語聴覚士が「顔の見える関係性」を保つために、本年度はいくらか現地開催ができればと思います。

例会についてはオンラインという特性を活かして鳥取島根合同で行っています。
例会部が中心となり、知恵を絞って会員の参加向上を目指しています。
2か月に1回きりの会ですのでぜひ参加して、自分や職場をアピールしてください。

失語症者向け意思疎通支援事業では養成研修を鳥取県と松江市で行っております。
鳥取県では失語症者支援センターを開設し、運営しております。
皆様の専門性を地域に活かせる場でありますので、当事業にご協力いただきますようお願いいたします。

講演会では全国各地から講師をお招きいたしますので、楽しみにしておいてください。
また診療報酬改定の年でもあります。
例会などで都度新たな情報を発信してまいります。

本年度も、皆様のご活躍をお祈りいたします。

一般社団法人 山陰言語聴覚士協会
会長 竹内茂伸

職場紹介

訪問リハビリテーションきんかい(鳥取県米子市)

訪問リハビリテーションきんかい(言語聴覚士部門)では鳥取県西部圏域において、コミュニケーション障害(失語症や構音障害、加齢性難聴など)、嚥下障害を対象に、周囲と意思疎通ができ外出機会が増える、いつまでも口から食べ続け美味しいものを「おいしい!」と言ってもらえる支援を行っております。
当事業所の特色として、コミュニケーション支援では鳥取県失語症支援センターや補聴器専門店との連携、口から食べる支援では在宅歯科医や訪問管理栄養士との連携に注力しております。

2021年12月現在、ST3名で66名のご利用者に訪問しております。
その中でも失語症支援は年々増加しており全体の5割を占めております。
また昨年は2件の加齢性難聴に対し、認知言語機能評価、実用的評価、環境調整(家族指導助言含む)をSTが行い、㈱トーシン実業(認定補聴器技能者を有する販売店)と連携し適した補聴器装用を実現しました。

難聴は一般的に50歳頃から始まり、65歳を超えると急増するといわれています。
その頻度は、60歳代前半では5~10人に1人、60歳代後半では3人に1人、75歳以上になると7割以上との報告もあります。
厚生労働省は2015年、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)を策定しており、その中で認知症の危険因子として「加齢、遺伝性のもの、高血圧、糖尿病、喫煙、頭部外傷」に加え、「難聴」を挙げております。
高齢化が進む今、認知症予防は大変重要であり、補聴器装用等の支援に貢献していく必要があります。
当院でも平成29年度に補聴器勉強会を開催し、研鑽を重ねております。

既にコミュニケーション障害や認知機能低下を有している場合には補聴器適合までに慎重な対応が必要です。
生活の中での補聴器の必要性、実用性を評価し本人家族へ助言できるリハビリ職だからこそSTの活躍が一助になると考えます。

 写真:補聴器勉強会

訪問リハビリテーションきんかい(錦海リハビリテーション病院)・佐藤
訪問リハビリテーションきんかい

職場紹介(出雲市民リハビリテーション病院)

出雲市民リハビリテーション病院(職場紹介)

当院は回復期と呼ばれる病院で急性期での治療後、「リハビリ」に専念していただく病院です。当院には成人で8名、小児に2名のSTが在籍しています。また、同法人の出雲市民病院に3名、大曲診療所に1名の仲間たちもいます。大曲診療所では出雲圏域で訪問リハビリを中心に行っています。

さて、今回は回復期で注目されているリハビリついて、少しお話しをしたいと思います。

近年、ITの進歩は著しく、あらゆる情報を誰もが簡単に入手できるようになりました。

昨今の報道で「科学的根拠」「エビデンス」といった言葉をよく耳にします。社会全体にこの科学的根拠に基づいた指針や行動が求められるようになっています。

これらは、リハビリ業界においても同様です。科学的根拠とそれを入手できる情報通信技術は、目の前の患者様や私たちに多くの恩恵をもたらします。

しかしながら、私たち言語聴覚士はリハビリ専門職の中では歴史も浅く、科学的な根拠も十分とは言えない領域でもあります。

私たち言語聴覚士のリハビリの大きなウエイトを占めるものの一つに、喉の飲み込みの問題となる「嚥下障がい」があります。この嚥下障がいにも根拠のある介入が少しずつ報告されてきています。

今回ご紹介するのはそのリハビリの方法で、低周波治療器(下写真)という医療機器を使用します。筋肉には瞬発力の速筋と持続力の遅筋とがあり、飲み込む運動の多くは速筋が関与します。従来の訓練では遅筋を鍛えることがメインとなり、速筋に対しては訓練効率が悪いと言われています。その問題を解決するのがこの低周波治療器です。喉に当てて、従来の訓練と併用することで効果を高めるとされています。

県内でも取り扱う病院や施設が増えてきています。当院でも9月から運用開始しました。このような根拠に基づいたリハビリが今後、拡がっていくことを期待したいと思います。

【トピック】リハビリにまつわる話

スマホやタブレットで脳トレ

近年、認知症予防を目的とした大人向けの計算ドリルや間違い探しなどの書籍が数多く販売され手軽に購入できます。

これらの書籍を購入し、認知機能を鍛えている方も多いと思います。

脳トレが書籍以外でも手軽に出来ることをご存じでしょうか?

スマホやタブレットに脳トレのアプリが数多くあります。
iPhone端末はApp Storeで、Android端末はGoogle Playで「頭の体操」や「間違い探し」などのキーワードを入力し検索してみて下さい。
数多くの脳トレアプリが表示されます。
その中からご自分に合ったアプリを選択し使用してみて下さい。
(一部有料のものがあります。使用の際はご注意下さい。)

もちろん認知症予防は脳トレだけでは予防できません。
バランス良い食事。
良質な睡眠。
適度な運動。
生活習慣病の予防。
他者との交流などを併せて行うことが重要です。

脳トレを認知症予防の一つとして取り組んで頂けたらと思います。

山陰言語聴覚士協会 理事 濵田匡一
(所属:野島病院

職場紹介

通所リハビリテーションにしまち幸朋苑(鳥取県鳥取市)

通所リハビリテーションにしまち幸朋苑は鳥取県鳥取市西町にあります。
通所リハビリテーションとは要介護認定を受けられた要介護者の方が、可能な限り自宅で自立した生活を送ることができるように、日常生活上の支援や生活機能向上のための訓練を受けることができる在宅サービスです。

当事業所の特徴は午前・午後の2部制で、食事・入浴サービスがない「リハビリ」のみに特化した通所リハビリテーション事業所です。
現在2名のSTが個別で、失語症・構音障害・嚥下障害・高次脳機能障害(記憶障害・注意障害等)の訓練や在宅生活の支援を実施しています。

また、どうしても通所リハビリテーションには通うことができない方には、ご自宅にSTが伺ってリハビリを実施する「訪問リハビリテーション」も行っています。
見学・利用相談等は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

連絡先:0857-25-6517 代表:赤峰孝宏

通所リハビリテーションにしまち幸朋苑

職場紹介(介護老人保健施設 寿生苑)

「介護老人保健施設 寿生苑」は出雲市上塩谷町にあり、周辺には同医療法人の療養型病院やグループホーム、そして関連社会福祉法人の特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、保育園等があります。

寿生苑には3名のSTが在籍し、入所、通所、訪問部門を兼務しています。

生活期のリハビリですので、機能訓練だけでなく、ご本人の趣味やご家族の行事に合わせた内容を取り入れながら、いかに楽しく、そして生活に汎化できるかという視点を持って私達自身も楽しみながら取り組んでいます。

「失語症の方が頑張って書かれた手紙に奥様が感激して涙を流された」「無表情だった方が笑われた」「胃瘻の方が上手に1口飲むことができた」感動する気持ちを大切に、スタッフ全員で共有できる職場です。法人内外の施設や地域のサロン会にも出かける機会があり、STの活躍が期待されています。多方面からのニーズに応えられるよう日々研鑽しています。

寿生苑 加茂昌子

活動紹介(小児部)

子どもの育ちを支えたい

「こども庁」の創設が 話題になっていますね。
子どもの育ちを支えたい、という思いで 子どもと関わる 言語聴覚士(ST)もいます。

小児領域のSTは、実は全国でも人数が少なく、かなりの 「レア キャラ」 といえます。

山陰でもまだまだ人数は少ないですが、医療機関や福祉施設などのSTが 
たくさんの子どもとご家族に寄り添い、日々向き合っています。

子どもの持つ課題は、
ことば(言語)やコミュニケーション、食べる機能、聴こえ、と様々なので、
鳥取、島根の県士会の小児部では
ST同士の情報交換や研修会の企画などを行い、研鑽に努めています。

今後、 
「こども庁」も含めて、全国的に子どもの支援が進むといいなと思いますし、

山陰地域において STが「レア」ではなく、
必要な時に支援を提供、発信できる存在になるよう活動していきたいと思います(^^)

鳥取県言語聴覚士会 小児部
森田 愛 (所属:ことばの発達支援センターにしまち幸朋苑